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2026.09.01
KCS TECH COLUMN

フィルム搬送時の「シワ」はなぜ発生する?主な原因と対策

フィルム搬送時の「シワ」はなぜ発生する?

フィルムの製造・加工工程において、「シワ」は品質や生産性に影響を与える代表的なトラブルのひとつです。

特に薄膜フィルムや高機能フィルムでは、搬送条件のわずかな変化がシワにつながることもあり、安定したウェブハンドリングが重要になります。

では、フィルム搬送時のシワはなぜ発生するのでしょうか。

シワの原因は一つとは限らず、設備・搬送条件・基材など、さまざまな要因が関係しています。

シワを引き起こす主な要因

① 張力のばらつき

フィルム幅方向の張力が均一でない場合、一部に圧縮方向の力が生じ、波打ちやシワにつながることがあります。

また、単純に張力を高くすれば解決するとは限りません。過度な張力によってフィルムが伸びたり、搬送状態に別の問題が生じたりする可能性もあるため、適切な張力管理が重要です。

② ローラーのアライメント

搬送ローラーの平行度や設置状態が適切でない場合、フィルムに幅方向の力や不均一なひずみが生じ、蛇行やシワの原因となることがあります。

特に薄いフィルムでは、わずかなローラーの傾きや搬送状態の変化が影響することもあります。

③ フィルムそのものの状態

厚みのばらつきや、幅方向における伸び・弾性などの違いといった、基材そのものの状態がシワにつながる場合もあります。

また、塗工・乾燥などの工程では、熱や加工条件による基材の変化も考慮する必要があります。

④ 搬送条件・設備条件

ローラーへの進入角度、搬送速度、ローラーとフィルムの接触状態など、複数の条件が組み合わさってシワが発生するケースもあります。

そのため、一つの条件だけを変更するのではなく、シワが発生している位置や設備全体の搬送状態を確認することが重要です。

シワ対策は「どこで発生しているか」の確認から

フィルムのシワ対策では、まず「どこでシワが発生し始めているのか」を確認することが重要です。

そのうえで、

  • 張力制御の見直し
  • ローラーアライメントの確認・調整
  • 搬送条件の最適化
  • 基材の状態の確認
  • シワ取りローラーの導入

など、原因に応じた対策を検討します。

シワ取りローラーを利用し、搬送中のウェブを幅方向へ広げることも、シワ対策の一つです。

シワ対策の選択肢「EcoStretch Roll」

K Converting Solutionsでは、フィルム搬送時のシワ対策の一つとして、EcoStretch Roll(エコストレッチロール)を取り扱っています。

EcoStretch Rollは、ウェブを幅方向へストレッチすることで、搬送工程におけるシワの低減をサポートするローラーです。

既存設備への導入についても、対象となる基材や設備仕様、設置位置、現在発生しているシワの状態などを確認しながらご提案いたします。

「シワによる不良を減らしたい」
「既存設備にシワ取りローラーを追加したい」
「現在使用しているシワ取り方法を見直したい」

といった課題がございましたら、お気軽にK Converting Solutionsまでお問い合わせください。